脚本:高木登 絵コンテ:大原実 演出:すがはらしずたか 作画監督:山川拓己
 樺太で再会を果たした杉元とアシㇼパ。キロランケの死や尾形の逃亡を経て相棒の契約を更新した二人は、他の先遣隊メンバーや白石と共に国境を越えてロシア領を後にする。北海道への帰還を目指してさらに移動を続ける中、鶴見中尉に状況を伝える電報を打つため敷香の街に立ち寄ることにした一行。ところが杉元が味噌を調達している間に、仲間たちが何者かの銃撃を受ける事態が発生ッ! 正確無比な射撃を行う狙撃手の正体とは……!?
 銃撃によって白石が足を負傷し、先遣隊の面々は身動きが取れなくなっていた。彼らを狙撃したのは、ロシア国境守備隊のヴァシリ。かつて尾形との勝負に敗れた彼は、再戦の機会を求めて見覚えのある白石を含む一行に攻撃を仕掛けたのだ。そんな中、事態を察知した杉元が狙撃場所に急行してヴァシリを追い詰めるが、相手の標的が尾形だとわかると戦いを放棄。しつこく後をついてくるヴァシリを無視し、一行は再び先を急ぐのだった。
 一方その頃、北海道では土方の一味に異変が起きていた。牛山に続いて首魁の土方までもが消息を絶ったのだ。門倉とキラウㇱが捜索に乗り出す中、阿寒湖周辺に潜伏する刺青の脱獄囚・関谷輪一郎の存在が浮かび上がる。
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