脚本:高木登 絵コンテ:宮地昌幸 演出:ふじいたかふみ 総作画監督:山川拓己、松本健太郎 作画監督:牛若忠、本橋秀之、鈴木信一、壽 恵理子
 引き続き殺人犯を追う宇佐美は、捜査のための自慰行為にふけっていた。あきれた菊田が尾形を引き合いに出すと、怒った宇佐美は彼との過去を語り始める。父の愛を確かめるため弟・勇作を手に掛けた尾形だが、父は彼のことを見向きもしなかった。杉元との戦いで重傷を負って入院中だった尾形は、そのことを嘲笑した宇佐美を殴打して脱走したのだ。苦々しい記憶を振り返りながら、宇佐美は自分たちの前に尾形が再び現れると確信する……。
 同じ頃、杉元たちは札幌郊外の森の中にいた。杉元と二人で行動中、彼と心を通わすことに喜びを覚えるアシㇼパ。杉元と一緒にいられる今の状態が続くことを望む気持ちから、アシㇼパは杉元に金塊が見つかったあとの身の振り方をたずねる。だがそのとき、伐採の準備が進む大木の将棋倒しが発生し、二人は木の下で身動きが取れなくなってしまう。アシㇼパの無事を確認し、一緒になるはずだった梅子のことや彼女の治療費が金塊探しの動機だと明かす杉元。その後、白石らが二人を救出し、杉元たちは房太郎と金塊探しに関わる情報を共有する。その情報から父の思いを汲み取ったアシㇼパには、自分のやるべきことが少しずつ見え始めていた……。
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