脚本:入江信吾 絵コンテ:安藤真裕 演出:森田侑希 総作画監督:山田正樹 作画監督:吉田雄一、岡崎洋美、平山円、服部憲知
 樺太における政治・経済・文化の中心地である豊原にやって来た杉元たちは、いきなり置き引きの被害に遭う。鯉登の追跡により、犯人は樺太公演を控える曲馬団・ヤマダ一座の団員と判明。非礼を詫びる座長の山田が見せた手品をきっかけに、杉元は公演を利用してアシㇼパに自分の存在を伝えることを思いつく。さっそく出演者に加えるよう頼み込み、他の面々も巻き込んで練習を開始。そんな中、鯉登が驚くべき軽業の才能を発揮する。
 そして公演当日。一行からまずは鯉登が登場し、アクシデントさえも味方につけて見事な軽業を披露する。谷垣と月島も役目をこなし、ついに大トリ・杉元のハラキリショーが始まった。鯉登に手品用の刀を真剣へすり替えられたせいで芸どころではなくなるが、アシㇼパを見つけるにはやり遂げるしかない。杉元が意を決して刀に力を入れたそのとき、舞台に数名のロシア人が乱入。銃を向けた相手を杉元が斬り倒し、ショーと勘違いした観客から喝采が巻き起こる中、公演は幕を閉じた。
 その後、ロシア人の標的が座長だったことが判明。彼にはスパイという裏の顔があったのだ。座長からの情報で、杉元らはキロランケたちの目的地が亜港の監獄だと突き止める。
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